おにぎり本丸ちくわぶ本舗

今日のおいのり血反吐付き

高校までの勉強は一生モノ、これマジの巻

【今日のできごと】

今日のブログの内容は、上智大学を院まで卒業した推しの過去の努力と今の笑顔に感化され、勉強することを思い付くところから始まります。

大学入学が確定し、一日のほぼ全てをスマホに捧げている、インターネット中毒になりかけのぐうたらな女。

そんな私も、あと1ヶ月もしないうちに大学生活が始まると思うと焦りが心を抉り、推しの笑顔も後押しして、遂にスマホを退け、何か勉強をしようとしました。

が、ゲーム廃人も兼ねているこの私、魔性の機体を手放せる時間なんてたかが知れてるんですね。

結局いざしようとするとやる気は皆無、勉強の感覚は喪失済み、そんなこんなで、ほらテスト前症候群って掃除したくなる病気あるじゃないですか、そんなノリでだらだらと教科書等の整理を始める……。

奥行きがあまりなく座りづらいので物置代わりのソファーの上、そして押し入れのなかに埋もれたカラーボックスの中と、それはもう乱雑きわまりなく、ボンボンと投げ置いちゃってたんですね。

あれやこれやごちゃごちゃしている中、全身を蝕む筋肉痛にも耐え、とりあえず必ず処分するものだけ分けました。

処分するものはほぼ新品同様に書き込みゼロな教科書と、同じく解かれていない問題プリント、そして脳裏をよぎるいかに全てをサボってきたかの記憶、そしてそんなブツが多すぎて頭も目の前も雪崩が起きる!ぎゃーっ!

祖父母が下の階で寝ているのもガン無視に体を酷使しつつも、これらを整理している間はスマホを触っていないごく稀ごく貴重な時間、有効に使わねばならぬと、空っぽの脳みそまでも働かせ、これからを考え始めた私。

しかし虚無が詰め込まれたブツ達を眺めながら思うことはただ一つ、勉強しなきゃなあ、それだけ。

やる気はあんまりないけれど、せめて何か重点的に勉強する科目をピックアップしよう、と教科書を漁る。

そこで選んだのが、生物基礎でした。

ニューステップアップ、という受験時に使っていた問題集を持ち出してきました。

そもそも生き物が好きなんですけどね。

セレクト理由のほとんどは、失踪しておられた解答の方の冊子が、整理によって発見されたからであります。

生物、生物……と、ふと、先日あったことを思い出しました。

先日と言ってもついしおとといの話、私は彼ぴっぴと本屋に行きました。そしてその日買う予定だったもの以外に買おうとするのを、散々たしなめられ議論に議論を重ね、最終的には勘により、『ポプラディア大図鑑 動物』を手に入れました。

初めて買うレーベルのこの図鑑、開いてみると、これはどうも哺乳類をフィーチャーした動物図鑑らしく、私の大好きなクジラたちもいる模様。

私の健全なる精神のためにとてもありがたい。

一番最初のページには、哺乳類とは何ぞやという説明が、懇切丁寧な文章に大きな写真つきでされてました。

次のページをめくると、植生ごとに、その植生がどんな環境であるか、またその植生には動物がどのように分布しているかの説明が、これまた大きな自然と動物の写真と共に。

そう、植生でございます。

高校では一応生物基礎を選択していたんですけど、ただでさえ理系科目が苦手なもので赤点を連発するその中でも特に点数の振るわない単元、マジ呪いのような単元、それが植生でした。

自分の選択に苦しめられるかわいそうな私、はなから全く訳がわからないと半泣きで、当時のクラスメイトが隣から何度も何度もやさしく教えてくれてました。

(注:文系でも、理科基礎からは逃れられませんでした。生物基礎に苦しめられたと言っていますが、もし仮に物理基礎を選んでいたら、なおのこと惨事を生んでいたことでしょう。不肖私、問題を解くための数学が初歩からアイタタタなのです。)

なのに結局せめてもの意味ですら理解したのはセンター直前ほんのギリギリ、そんな状態で受けてもちろん落としてしまった、あの植生が。

図鑑をたった1、2ページめくっただけで、今までおぼろげだった知識が繋がる感覚に、私はぶちのめされたんですね。

そんな出来事を思い出して、私は気付きました。

これから大学に行って何を勉強するにしても、全ての始まりは、高校で受けたはずの授業だということ。

私が知ーらねで通してきた、高校で教わった知識それこそが、これからの学びに意味をもたらすってことに。

知識がなければ、意味がないことに。

まともに聞いてこなかった私を悔やみました。


【今日のまとめ】

ひとつひとつ大切に、丁寧に学んでいれば、私が飛び込めるたくさんの世界が、高校のうちには拓けていたかもしれない。

ところがどっこいしてこなかったので、私は今立っているここ、高校一年生にも劣るや知れない場所から、ぼちぼち歩き始めるしかないんですね。

今まで学んできた、学ぶはずだったことからひとつずつ始めて、いつかたくさんの世界を私は見たい。

私が入る予定の学部は、文系理系関係なく掘り進められるよくも悪くも自由な場所です。

何でそこを選んだかというと、高校までに、何かひとつ好きな科目を作れなかった、決められなかったから。

実を言うと、これは勉強する分野という中での話なので、勉強以外でなら、京都で伝統工芸の技術を学び、作品を生み出し続け、次世代に継ぐという最終目標があります。

最終目標はモノづくりなのに普通の大学に行くのか?専門の大学に行かないのか?と言われそうですが、それは事前に親と相談していて、まず普通科の大学に行くことを条件に、卒業後、専門の芸大に行くことを許してもらえました。

そんなこんなで私は、これからの4年間、自分探しのためだけに大学に行きます。

賛否どちらでも結構です。

私は、自分の好きな科目すら決められないほど、知識、そして実力が全然足りませんでした。

どの科目に対しても、ちょっと面白そう→でも面倒な勉強は嫌→授業の内容わからないな→テストの成績悪いな、なんてアホ循環をかましてきました。

それでも今から頑張れば、先に見つけていた周りにはしばらく追い付けないにしろ、興味があるな、好きかもしれないな、と今ぼんやり感じているものが、本当の、本物の好きになってくれて、そしてその世界に飛び込める日が来るんじゃないかって希望的観測のもと、努力します。

今日の趣旨は、やっぱり高校生のうちに高校の勉強は修めとくと後々身の助けになるんで、っていうのを私は今身をもって感じてるんで、現役高校生さんなんかに届けばいいなって思ってぽちぽち打ってみましたという感じです。

これからも、ぼちぼちな日々で学んだことをひとつずつ文字にしてみたいと思うので、よければ読んだってくださいね。
今日おすすめする曲は、夕焼けコンテナ。さんの『はじまりのうた』です。

それではまた。

(追伸:図鑑の感想。ヤマネは世界一あざとい生き物です。己が可愛いことを知ってやがります。私は愚かしくも萌えに悶えました。ふぉええぇええ。以上です。)